週一農家 ー 序章
週一で毎週農作業をしている
山の中のだだっ広い農地に
仕事仲間何人かで
出向かせてもらい
半日農業させてもらっている
やはりそこへ行くと
空気が旨い気がする
何せ静かな山の中だ
都会の喧騒とは程遠く
のどかな景色がただただ広がっているだけなのだ
木の根っこや石やらが
至るところに散乱している畑の開墾作業からやっている
スコップで土を掘り起こし
根っこやら石ころやら雑草を
ひたすら掘り起こすのだ
これがまた実に骨が折れる作業だ
まずは畑そのものを作るところからだ
それからやっと苗が植えられるのだ
せっせと世話をし、いよいよ収穫し
その野菜を食べた時の感激感動、恍惚とする瞬間を
夢に描きつつ
今はひたすら汗をかきかき土掘りだ
昼休憩には持参したお弁当と
農家の方が作ってくれるお味噌汁が味わえる
これがまた実に身に染みて旨いのだ
美味しい空気の中で
仲間数人と食べるその味わいがたまらない
そしてまた午後の作業をし
時間が来ると車で引き上げるのだ
毎回ヘトヘトになるが
それをこの所毎週やっている
生憎の雨で中止になる日もあるが
これからも暫く
そこでお世話になるだろう
農作業は生きる基本の仕事だ
何せ命を繋ぐ食べ物を育て作るのだから
きついがそこはまだ週一回の事
日頃なまった体を動かす貴重な時だし
また貴重な経験をさせてもらえていて
非常に喜ばしい事なのである
(S.K)
舟坂農業部隊 収穫の章
6月から舟坂での農業が週2日になった。
1月から始まり当初は週1回、畑の開墾作業から始まり、種蒔きや苗を植えたりと農業部隊一丸となって頑張ってきた。勿論、雑草抜きや畑の畝作り、水路作りといった作業もそれらと並行して励まねばならない。
寒い冬、そして暖かな春が過ぎ、もう間もなく、、、というか既に夏真っ盛りの気候だ。汗をかきかき、水分補給も忘れずせっせせっせと皆で体を動かす。
雨上がりの日はぬかるんだ土に足を取られるし、一個しかない簡易トイレへの道のりも遠く険しいものだった。
しかし嬉しい事にここにきて農業の醍醐味とも言える収穫作業も出てきた。キヌサヤやサヤエンドウ、タケノコ、ジャガイモ等、様々な作物を収穫している。
バケツやカゴいっぱいに作物が獲れるとやっぱり嬉しく苦労が報われる気分になる。勿論、普段私たちが行かない大半の日の農家の方の作業があればこそのものだ。
農業は生きる基本の仕事、命の糧を育て、得るものである。これからの暑い季節を皆で乗り越えたら、また収穫の秋がくる。木の根や草や石や泥や虫や蛇やトイレへの困難な道にも負けず、これから先も頑張って行こう。大自然の中で太陽と青空の下、汗を流し自分達の手で生命を育むこの喜びある苦労を皆で分かち合って!
(S.K)